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副業 管理人

はい、皆さんご安全に!

最初に言っておきますが、私の副業の話はおそらく皆さんがイメージしている話とは違う内容に展開していきます。でも最後にはちゃんと副業の話に帰ってきますので、ぜひ最後までお聞きください。

 

 

例えば「収入を増やしたい!」ということであれば、リスクはあるけれど株などの投資が一番手っ取り早いと思います。極端なはなし、配当利回り5%の株に100万円突っ込めば毎年5万円の収入になる。10年経てば50万円。元金の半分返ってくる。

そこにさらに50万プラスして100万円追加すれば投資額が200万円。毎年10万円の収入になる。まぁ税金は無視していますが。

収入を増やしたいという事であればこれが一番手っ取り早いと思います。

 

私は技術者なので、投資の話はしません。技術者としての副業について話します。

 

まず、副業をやるにあたってよく話題に上がるのが、会社に言うべきかどうか?

会社に禁止する規定がなければどっちでもいいと思います。ただ、私は言う。なぜなら私の副業の内容はこのあと話しますが、技術に関することを外に発信するものだからです。要するにいずればれるからです。

だったらコソコソせずに最初から言う。というスタンスです。

仮に禁止されていたとすると、その場合は交渉しますね。

まあそもそも論で今いる会社は副業に関する制限は全くない。自由ですね。もちろんそこには責任が伴いますけどね。

 

さて、じゃあ副業として私がどんなことをやっているか?

まずは執筆に関すること。本を書く。まぁ3冊目は全然進んでないですが、書くことは決まっています。テーマも決まっています。

あとは専門誌への記事の提供。専門誌というのは日刊工業新聞社さんの機械設計とかですね。あるいはweb媒体への記事提供。web媒体というのは主にkabukuさんという会社のHPに記事とか動画を提供しています。最近、空圧機器の記事をアップしました。まぁいずれも定期的なものではなく依頼があったときにですが。

さらにセミナー講師。セミナー会社さんがやっている技術セミナーをやったりしていますが、これは2年ほど前から徐々にお断りしていて今はほとんどやっていないです。

あとは資格、技術士関係でSAT、エスエーティーさんに機械部門の解説動画を提供しています。

あるいは個人でも論文添削や一次試験の模試などを提供しています。

他にはブログやnoteなど。

ここら辺が直接収入になるもの。


それ以外に、直接収入にはならないものとして今やっている技術士のススメのスペースや来週の日曜日、30日の21時から開催する製造業超コラボというスペース。などの情報発信。という活動ですね。そういったことをやっています。

 

ではここで、皆さんが最も知りたいであろう収入について。どれくらい稼いでるの?副業で。気になりますよね。 

とはいえ今日は具体的な数字は言いません。顔が見えない場では言いません。気になる方は1028日(土)に都内、JR水道橋駅近辺で技術士取得のメリットと題したリアルのセミナーを行うので、そこにきて自由時間にでも聞いてください。これ、すでにHP上に申込ページがあります。会場の都合上、参加人数には限りがありますのでお早めに。

 

ただ、ざっくりでどれくらいかと言うと、はっきり言って全然お金になりません。

夢も希望もない言い方ですが全然お金にならない。かけた労力に対して、いわゆる自給換算でお金にならないという意味もありますが、シンプルに絶対値としてほとんど儲けにならないです。

夢も希望もない話ですが、技術のことを発信する副業というのは全然お金にならない。

いまは。はっきり言って事業としてみれば赤字です。

それこそ副業での収入と言う意味では株にお金と時間を回した方がよっぽどいい。

 

念のため本業とした場合は別ですよ。

あくまで副業で技術に関する情報発信をした場合ということです。

 

じゃあ何故やってんの?赤字になるくらいなら、しんどい思いしてまでやらなくてもいいじゃない。という話ですよね。

情報を、それも技術のことを発信する、発信し続けるというのはかなりしんどい。

 

何故やっているのか?

 

 

私は会社員としては5社経験して途中、技術コンサルもやっていて複数社見てきたうえでの感覚ですが、技術者って技術のことを外部に学ぶという文化がほとんどないように思う。

もう一回言いますね。技術者って技術のことを外部、つまり社外に学ぶという文化がほとんどない。

裏を返せば外部に情報を発信する人、教える人というのもほとんどいない。

ここでちょっと補足ですが、文化というのは人間がある社会の構成員として獲得する振る舞いのことです。つまり多くの技術者が会社の中で獲得する振る舞いの中に外部に学ぼうとするという振る舞いがない。と感じている。


私が若手の頃、先輩からエアシリンダの空気消費量を計算するように指示された。でも具体的な計算方法は教えてもらえなかった。自分で調べろと。要するに先輩も知らなかった。

他の先輩や上司に聞いても知らない。どっかの技術資料に載ってるだろう。と言われて探すも見つからない。メーカーの営業さんに聞いても欲しい回答が得られなかった。

時間と手間ばかり浪費してなにも成果が上がらなかった。

 

20年ほど前。当時は今ほどネットの情報が豊富ではなく、仮にネットで見つけたとしても上司からそんなものは当てにならないと突っぱねられるような時代。

ちなみに今は私のHPでも空気消費量の解説記事ありますし、計算シートがダウンロードできます。

空気の消費量なんて計算式知っていれば誰でも計算できるんです。当たり前のように計算をしている人たちは社外にはいくらでもいる。だけど社内に情報が無ければ詰んでしまう。

 

あるいは私は転職を何度かしていますが、ある会社にいたときにある課題を解決するための手段としてアリ溝加工を採用しました。図面を見た上司からはこんな溝どうやって加工するんだ?と言われ実際に発注した加工業者さんからも「この加工はちょっと無理かなぁ。」と言われました。

ミスミさんのサイトでアリ溝カッターって検索してみてください。その図の形状のカッターが出てきますから。

私はそれより以前に真空チャンバー周りの機器を設計した経験があって、そこではアリ溝加工なんてありふれた加工でした。それを知っていたから転職したさきにあったある課題をアリ溝加工を使ってあっさりと解決した。

 

私がその会社に中途で入社する前、その組織はその課題が解決できなくて困っていた。

 

知っているか知らないか。会社の内部にその情報、知識、経験があるかどうか。ある業界では当たり前のことが別の業界では全く知られていない。

 

外部に学ぶ文化が無い。

たったこれだけのことで随分と無駄が発生している。

 

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 例えば実験計画法。使ったことがあるという人もたくさんいると思います。私の場合は設備の条件出しを効率よくやるために使っていました。

私が個人でコンサルをやっていたとき、中小企業、社長さんや部長さん。要はお偉いさん。実験計画法という言葉だけ知っていた。だけどやり方を知らない。だから掛け声だけは威勢がいい。

実験計画法なんて単なる道具。それを使って得られた結果からより良い条件を見つけるための道具。

だけど彼らは道具の使い方を知らないから掛け声だけで止まっていた。よりベターな条件を出すこともなく多くの不良品を作っては廃棄して、そのため生産量を確保するために遅くまで残業して。現場は。あまりにも無駄が多い。道具の使い方を知らないから。外部には使い方を知っている人がたくさんいる。私も知っている。

このときどうしたかというと結局はこれ私がやった。コンサルで入っているのに。

彼らは学ぼうとしない。教わろうとしない。掛け声だけかけて誰かがやってくれるのを待っている。

学ぶというのはその対象を自分でできるようになる、自分で手を動かしてそれをやるという覚悟の表れだと思うんですよ。

 

私はコンサルとしてその会社にはもう入っていない。彼らはまたできなくなった。

 

外部に学ぶ文化が無い。

たったこれだけのことで随分と無駄が発生している。

これを変えたい。

 

 

技術者が外部に学ぶことを当たり前の文化にする。それも個人レベルで。

 

例えばですね。「技術士」と言う単語は月間3万回ほどネットで検索されています。1人で複数回の検索をする人もいるだろうから、多く見積もってもせいぜい1万人に足らない程度の人が「技術士」と言う単語を検索している。その程度。

一方で文化省の資料を見ると技術者は214万人いる。技能者は入っていない。ちなみに文科省は技術と技能をはっきり定義わけていますからね。どっちが上とか下とかそういう話じゃないですよ。で、技術者が214万人。

このうちの1割でも技術士に興味をもてば20万人超。その半分でも外部に学ぼうとすると10万人ほどになる。それだけのニーズが出る。それは市場になる。

 

私は技術士を受験するときに講座とかセミナーに50万円くらいかけました。1つ高額セミナー受けたのもありますが、主に東京で行われる技術士会の会合に行って人脈を広げたりしていました。

1次2次それぞれ。つまり2年で100万円ほど。

筆記試験合格して口頭試験を待つ間に転職をして年収が200万円以上あがった。かけた金額をペイできたどころの話じゃないですよね。

 

そしてこれって当たり前ですが年収上がるってシンプルに技術者として嬉しい。一方でそうやって技術者が知識をつけて能力が上がってバンバン成果を出せるようになると会社も嬉しい。そして成果をバンバンだすとまた給料があがる。

そして外部に学ぶことにさらにお金をかける。

 

技術者と会社、winwinの関係ですよね。

さらには製品の質が上がるとお客さんも嬉しい。社会貢献にもつながるでしょう。

技術者、会社、お客さん、社会。3方よしどころか4方よしです。

 

みんなハッピー。

 


そうやって技術者個人の能力が上がることで会社と対等の立場を築けるようになる。

 

建前上は社員と会社は対等です。

だけど実際はそうなっていないこともある。

 

望まぬ働きかたを強いられる事例なんていっぱいありますよね。

有休一つ取るのも難しい会社あったりしますよね。

まぁそれは技術者に限った話ではないですが。

 

私自身は私と会社は対等の存在だと思っている。だから納得できないことはもちろん対話を重ねたうえで理不尽なことは突っぱねてきたし、これはどうしてもダメだと言う時には転職で納得できる環境に身を移す。ということをしてきた。

 

必ずしも転職を勧めるわけではないですが、少なくとも会社と対等であろうとすれば社内はもちろん社外にも学んで能力を高める、出来ることを増やした方がいい。個人レベルで。

これは間違いない。

社外に学ぶことで、いま社内で出来ないことが出来るようになるわけですからね。そういう技術者が社内に増えることは本来、企業にとってもメリットがある。

 

技術者個人が外部に学ぶという文化を作りたい。

そしてそこに技術者個人がお金をかける。

これを当たり前にしたい。

 


200万人の技術者のうち1割で20万人。20万人が年間5万円をかけて外部に学ぶ。年間5万円ですよ。月当たり4,000円程度。

そうすると100億円になる。年間100億円の市場になる。

これを作りたい。

 

私がお金を稼ぎたいから言っているわけではなく、ここでお金が発生しないとなると、教える側の人が定年後でヒマとお金を持て余した、若者に説教したいジイさんばかりになる。

私もはっきり言って正直いまの状態、赤字のままでずっと続けるのは難しい、というか無理です。そろそろ限界です。

 

一つの事実として、現状の技術セミナーの講師や技術本の執筆者なんかも高齢化していて問題視されることがある。

 

外部に学ぶ。ここにしっかりとお金が発生しない限りは時間とお金が余ったジイさんばかりになる。

彼らは安く情報を提供する。なぜか。

はっきり言って彼らは承認欲求を満たしたいだけなんですよ。

そんなジイさんから学びたいですか?

 

3040代の現役技術者がどんどん社外へ情報発信する。提供者ですね。

2030代の技術者がそれを受けてどんどん学ぶ。そして成長する。いずれは発信者に。

そういう流れを作りたい。という話なんですよ。

 

技術者個人が外部に学ぶ文化。

技術者本人がお金をかけて学ぶ。

それにより技術者が成長し、より会社あるいは社会に貢献できるようになる。

この文化を作るのが私の副業。

ライフワークと言っても良いかもしれない。


 

例えば現状、セミナー会社が行う技術セミナーはだいたい1日の受講料が5万~6万円します。だけどこれはほとんどの人が会社の指示で参加されるので費用は会社持ち。個人の懐は痛まない。要するに主体的じゃないんですよ。主体的に学ぼうとしていない。

 

でも5万と言わずとも、たとえ3,000円でも自分で出して参加したセミナーがあったとしたら元を取ろうとしますよね。バイキングでも元を取ろうとして食べ過ぎますよね。飲み放題でも元を取ろうとして飲みすぎますよね。

それと同じ、セミナーも自腹だと元を取ろうとしてたくさんインプットするんですよ。

という話。

 

文化を変えるというのは簡単じゃない。時間もかかる。

先ほど言ったような規模の市場が形成されれば、副業として情報提供することでしっかりお金を稼ぐことも可能だと思います。

だけどひょっとしたら私の代ではそこまでできないかもしれない。

でもやる。

 

日本の製造業の先行きを考えると必要なことだと確信している。

製造業の先行きの問題点をあげつらう人は世の中たくさんいますよね。いろんなメディアでもよく見かけます。

何事も問題点を挙げるだけでは何もならない。何が問題かというところまでは今日は踏み込みません。そこは8月5日土曜日の夜に、私が自身の活動を振り返るYouTubeライブ、「裏・製造業超コラボ」を行います。一人語りです。そのライブの中でお話しします。

とにかく製造業がかかえる、ある問題に対して私という個人ができることを考えて、考えて考えて、考え抜いていきついたのが「技術者個人が外に学ぶ文化を作る」というものです。

 

そしてこれは一人ではできない。一人では絶対に到達できない。

だけど、やり続けていると後に続く人とか、一緒にやろうという人。別のところで同じ様な発信者が出てくる。技術士のススメの活動もそうですね。発信者、提供者。シーズが増えてくると少しずつでもニーズが増えていく。そうやって徐々に大きくなればいい。大きくする。

これがいまのところお金にはならないどころか赤字になっちゃう私の副業です。

 


とはいえ、現時点でもある程度の活動資金を稼がないとスケールしていかない。規模が大きくなっていかない。文化を作って市場を形成するところまでいかない。

 

というわけでここから一旦CM入ります。

 

技術士のススメではその活動に共感しご支援いただける企業様、個人様、スポンサー様を大募集しております。

企業様は月当たり一口1万円から。

個人様は月当たり一口1千円から。

 

スポンサーになっていただいた企業様、個人様は技術士のススメのHP上でご紹介させていただきます。もちろん匿名やアカウント名もOKです。また、名刺大のオリジナルカードをプレゼントいたします。

詳しくは技術士のススメのHP、技術士のススメで検索すれば出てきます。こちらをご覧いただくか、春山あてにダイレクトメッセージください。

皆さまの温かいご支援をお待ちしております。

 

CM明けます。

 

はい、というわけで今は技術士のススメで登壇していただいた方、いろんな準備をしてお話をしていただいているわけです。そういった方々に謝礼1円もお支払いできない状況。どころか、サーバー代や広告宣伝費の私の持ち出しで赤字でそろそろ限界も近いです。ぜひ温かいご支援をよろしくお願いします。

と、いうのも私の副業です。

 

目下の目標は技術士のススメの集まりを今は任意団体ですがNPO法人化することです。

皆さまの応援、これ決してスポンサーになってくださいと言う事だけではなく、こうやってスペースを聞いていただく、ハッシュタグつけて感想をツイートしていただく、何かの時の雑談で話題にしていただく、そうやってちょっとずつ認知度が高まる。ちょっとずつの皆さんの行動そのものがこの活動の応援となる。

ぜひ、温かい応援をよろしくお願いします。

 

 

以上です。ありがとうございました。

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