しょちょーさんパート
[イントロ]
(ダイさん)
改めて皆さんありがとうございます。帝国をすぎましたので始めさせていただきます。では 技術士のススメ。今回第4回目、サブタイトルに「受けよう2次試験」ということで始めさせていただきます。
今日は私スピーカーではないのですがしっかりやらせていただきます。ダイスケと言います。よろしくお願いします。いつもは春山さんが司会進行されていますが、今日は中国にいらっしゃるということで回線とかの都合もありますので、国内にいる私が司会をさせてもらいます。元々私がこの企画やりたいと提案した、そういう背景もありましたので、担当させてもらいます。よろしくお願いします。
ルール等は前回と一緒です。基本はスピーカーの皆さんが発言いただくということです。リスナーの方からの質問は、ハッシュタグ「#技術士のススメ」ススメはカタカナでですね。
私も拾いながら見てますので、何かコメント聞きたいこととかありましたらそちらでつぶやいていただければ助かります。
今回は二人の方には業務経歴をテーマで、残りの3人の方には論文をテーマということでそれぞれ特化した形でいろいろお話していただこうと思っております。
ご存知の通り来週、一次試験の合格発表があります。
おそらくほとんどの方がすでに(自己採点などで結果を)分かっていて、二次試験の勉強をされている方や、すでに現役の技術者士の方もも聞いて いただいてるかなと思いますので全ての技術士を目指す方に有用な情報ですのでぜひよろしくお願いします。
それではですね、私のガイダンスはこれぐらいにして始めさせていただきます。
では一人目、しょちょーさん。よろしくお願いします。
(しょちょー)
皆さんこんばんは私しょちょーといいます。
私はですね技術士は機械部門を持っていまして選択科目は機械設計。2018年に受験して合格をしております。
今回ですね、先ほどダイさんからありました業務経歴についてお話ししたいと思います。今日お話ししたいの、4点あります。
まず1点目に私の経歴を話します。これは聞いてる方に自分と近い方がいればロールモデルとして、イメージしてもらえればと。
2点目に実際の業務経歴書と業務内容の詳細のところになります。
これは各前提のところを軽くお話しします。
3点目に実際に記載の注意点
最後4点目にはTwitterで最近コミュニケーションが変わるという話があったのでその点をお話ししたいと思います。
では私の経歴をお話しします。前回聞いている方もいらっしゃると思いますが、もう一回聞いてください。
私は機械設計をやっています。
設計といっても製品を設計するものと設備生産をすると大きく2つの領域がありまして私は製品設計のところをずっとやってきました。
製品設計の中でも例えばですね、パソコンだとかスピーカーとかとう製品ものは全体のアセンブリーというところ。対してパソコンに使うパネルだとかスピーカーのつまみとかという部品があると思いますが、私の場合はですね製品全体のところを5年ですね。そして部品の設計を15年程やっているというところです。
さらに製品についてはお客さま向け一般消費者向けと、企業向けといういわゆるBtoBという言い方をしますが、私はずっとBtoBのところの製品設計をていました。
業務経験のところは割と設計でCAEを使っていますので、解析結果おを活用した機械設計のところを得意としております。
業務経歴と業務内容の詳細は私もとても苦労して、実は受験者として1月から4月ぐらいまでですね。毎週のようにちょっと書いておかしい、どうしよう、ああしよう、と悩みながら書いたことを覚えております。
恐らくTwitterを見られてる方ですと、業務経歴書というものが度々話題になってくるので分かっているかと思いますが、改めてお話しします。
この試験の流れというのは 業務経歴書と業務内容の提出を4月ぐらいに行って7月に筆記試験を受けて、10月末ぐらいに筆記試験の合格発表があり、合格した人が口頭試験を受ける。そして翌年3月に合格発表という流れになります。
業務経歴と業務内容の詳細は、ここに書かれた内容をもとに口頭試験で聞かれますので一旦提出すると手戻りが効かないです。
近年の口頭試験の合格のレートを見ると残念ながら10%から20%ぐらいの方が不合格になっています。
不合格になるとどこからやり直すかというと1からやり直しますのですごく負担が大きいです。
例えば皆さんがこの試験を受けるにあたって100時間から300時間かけたとした場合にご自身の時給でですね、どのぐらいのお金になったかと考えるとちょっとそのショック具合というのがイメージしやすいのかなと思います。
ではどうするかというところになるかと思います。
業務経歴書と業務内容の詳細というのは技術者が十分経験を積んでいるかというところを 捉えています。ただ少し補足ですが半分はお受験というところもあります。お受験といったのはあくまでも技術士試験という基準にあっているかどうかなのかなので、そこに対する部分にフォーマットを合わせて書くというところになります。
言い換えると技術者のコンピテンシーでコミュニケーションというのがあります。相手に伝わるように書くというふうに心がけてもらえればいいのかなと思います。
そうした場合にですね、どこを注意して書くかというと大きく2つあると思います。
例えば業務を技術士法第2条のどれに当てはまるかというところを考えて記載するところと、コンピテンシーというものが受験申込書にいくつか書いてありすが、それを自分だったらどうするかということを考えます。
また、業務経歴書ですけれども、自分が仕事していた中のですね、専門分野の業務の概要を示していきます。
書く内容としてはおそらく2行ぐらいになるかと思いますが、具体的にどんなことをやるかを棚卸しをしていくことをおすすめします。
書くときには技術士法第2条のところで科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はその指導の業務というところがあります。
ご自身のやってきた業務で今あげた業務の中にうまく当てはめて書くという必要があります。
業務内容の詳細についてはですね、この業務経歴書の中で代表的なものを1つ選ぶ。
選んで720文字という制約の中で伝えていくというところになります。
言い換えるとこの業務経歴の中のトピックスというふうに考えてもらえればいいのかなと思います。
続いてでは実際の記載をどうしていくかというところ。
これから注意しておいた方がいいなというところを挙げていきます。
まずこれ大前提で実際にですね受験するご自身がやったことを書くところになります。
おそらくですね、受けている方はだいたい30代から50代前半ぐらいの方が大半なのかなと思います。
そうした場合に考えていくと技術のエキスパートで自分で手を動かすか、もしくは管理職としてですね、指示をするという大きく2パターンに分かれるのかなと思います。
そうした場合、どこにウェイト置いて書いた方がいいかなと考えると、前者の場合はですね 研究開発、設計調査の実務に関するところで書く。ウェイトで考えた場合に問題解決とか専門的な知識を重視して書くといいのかなと思います。
後者の場合ですと主に指導というところがあるので特に専門知識を踏まえた指導というところを強調して書くのところがいいと思います。
ここで管理職の方に注意。経験したことはあくまでも自分がやったことですね。部下がやったことを書くのではなくて自分のやったことを書くというところを心がけてください。
実際に書くところ。2つ目というところで特にですね、技術者として十分経験積んでるかというところを720 文字の表現で書く場合どうするかというところです。
多分皆さん仕事の中でいろいろな問題にぶち当たったり嫌になったりとかするかと思います。
私も嫌になって眠れなくなるということもよくあります。
いろいろなことがあります。
そうした場合に何を気をつければいいかというと、問題と課題を区別して書くということかなと思います。
簡単な例をちょっと上げてみます。
一例として考えると自社の設計した鉄製の部品が突然原因不明で折れてお客さんからクレームが入って解決しなければならないという話を想定します。
問題はと言うと本来は部品が壊れないことが前提としてあるのですが、不幸にして壊れちゃったっていうところが問題になります。
課題と言うとなぜ壊れちたのか?というところ。
例えば 破断面をですね破面解析で疲労破壊なのか一発破壊なのかを見極めていくと。
あとはそもそも材料が適正であったとかはですね、その背景が大切で、設計したものがちゃんと使用条件や計算条件を考慮して設計されていたものかというところがあると思います。
その先にもしかするとですね、設計し直しなきゃいけないっていうところがあって例えば材料の選定とか年式処理だとか部品の形状などを設計し直すというところになります。
ここで問題というところですね、問題というところは本来あるべきところのギャップとで課題というのは問題解決にするために何をするかというところで考えてもらえばいいと思います。よくこれ私も受験するときとか数年前には結構上司から怒られて悩んだんですけど問題と課題っていう言葉がずっとわからなくてインターネットで調べまくったんですけども、結局のところはビジネス用語なのでちょっと国語試験の意味とは違うというところで考えてもらえればいいと思います。
一番浮かびやすいのはですね問題というトップ事象があった時に何をやっていのくかというのを上げていく。
木の形になってるというふうに思い浮かべていただければ良いのかなと思います。
あと記載のところで注意点ですね。
機械部門だけとか、ここはちょっと私も正直わからないところではありますが、文字から具体的な想像ができることが大切だと思います。
先ほどですね、鉄製の部品が壊れたと言ったんですけれども、それが丸棒なのトラス型の構造なのか重要なところがさっぱりわからないわけですね。
そのときにどんな形状のものでどこが壊れたというところを書いたりだとか、言葉もですね、社内用語ではなくて一般的な言葉に変えるというところが必要だと思います。
これは私のちょっと勝手な推測なんですけれども、面接する人が質問する時に多分その
業務経歴書720文字の内容を見て大枠がわからないとインターネットなどで調べるんじゃないかなというところが個人的にはあるかなと思ってます。
なのでやはりなるべく社内用語だなと思ったら一度は自分で調べ直して一般の言葉に直すというところが重要だと思います。
4点目ですね。
コンピテンシーという言葉があるのでちょっとお話ししたいなと思います。
これ最近ちょっとTwitter で変わるかもしれないというところでとある方からツイートいただいて見せてもらったというところがあります。
コンピテンシーというのは高い成果をあげてる方のですね、行動特性を分析した結果ということを示しています。
ということはコンピテンシーというのはいつかは不明だけれども、過去の高い成果の人の特性を上げてる情報なのでだいたい合ってるとは思うけど、今はちょっと違うかもしれないっていうふうに考えるのがいいかなと思います。
なのでTwitter上でコンピテンシーと書いたらまた10年後も変わるんじゃないって言ったらそれは変わるんですよねっていうところだと思います。
それは何で変わるかっていうと時代の要請に合わせてですね、求められてるところは変わっていくのでそこは応じて変わっていくのは当たり前なのかなと思ってます。
見方で言うと例えばマネジメントの視点で言うと、技術者はどうすると高い成果が上がるかっていう人物像ですね。
PDCAでこう考えていくっていうところになるのかなと思っています。
あとですね、最新のコンピテンシーといったところでは問題解決のところでデータを必要に抜いて解決するっていうところがあったと思います。
情報工学の方とかだとやはりIoTとかAIとか最新の情報技術だと思うんですけれどもおそらくそれ以外の方はですね、そもそも正しいデータがちゃんと取れてる方どうかと判断するところが大切だと思ってます。
例えば実験結果だとか測定結果の手法が正しいかとかデータの取り方がちゃんと正規分布になってるかとかですね、そういったところをちゃんと見る、判断する、というところが大切なのかなと思っています。
それとですね、金属検査のところでコンピテンシーも向上させて新しい ニュースも吸収されることみたいなことが書いてありました。
これはちょっと個人的に思うのがですね、最近リスキリングとかリカレント教育とかって言葉があるんですけれどもそういった表層的な言葉に惑わされないで例えば私が学生の頃に覚えたことというのは時代とともにちょっとずつ変わっていきますし、残念ながら忘れてしまうということもあるので専門技術を時々にアップデートするということと新しい ニーズがあったら勉強しましょう、というところを心がければいいかなと思ってます。
私からは以上となります ありがとうございます
(ダイさん)
コンピテンシーは私も感じますね。
最近は特にコンピテンシーに関する質問とかが今年試験でもかなり意識されててそういう観点でやっぱりあの業務経歴にいかにコンピテンシーを織り込んで書くかっていうのが多分、口頭試験でいかに楽に通過できるかっていうポイントかなというのは思いますね。
あえてお伺いしたいのは、とはいえ720文字で全部のコンピテンシー書けないじゃないですか。
書けないですねそこをどういうふうに観点として書くべきかなって思いますか?
(しょちょー)
書くべきっていうところで言うとやはりトレードオフかなと思ってて、一つ目がだいたいこういう問題が起こることに対して例えば性能すごく用意した、例えばコストが悪くなっちゃうとかだけどオフになるところが多いのでいかにどうやってやりくりするかとか 大切なのかな。
おそらくコンピテンシーとマネジメントとか コミュニケーションとかが大きいのかなと思いますね。いま思うんですね、配分から考えるとそこら辺をいかにこう業務経歴に織り込んで書けるかっていうところですよね。そうですねあと管理職の方とやはり特にマネージメントとか指導がはっきり専門的な知識を持って指導しているというところを示せるのが大切なのかなと思います。
(ダイさん)
そうですねそこも多分大事ですよね。そういうことですね。はいありがとうござい
ます。
他なんか今ちょっとTwitterは見てますけど特に今のところそういう質問はなさそうですかね。はいありがとうございました。しょちょーさんありがとうございます。
以上
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