<ペルソナ>
今年受験を考えている人が多くいると想定してお話しします。
業務内容720文字ではなく、あくまで5行の経歴とテーマの絞り方に
注力して私の考えを整理してお話ししてみたいと思います。
<目的:そもそも業務経歴書は何のために書くの?>
・全ては口頭試験合格のため
技術士にふさわしい業務=技術士のコンピテンシーをアピールできるエピソード。
まずはコンピテンシーの“概要”を知る。専門的学識、リーダーシップ、マネジメントなど。
しかし、この時期にその内容を完璧に理解するのは難しいと思います。時期がアンマッチ。
大体の人が筆記試験を合格した後に理解(腹落ち)することになります。私もそうでした。
今は、一つ一つの“概要を知る”くらいで十分。たとえば、リーダーシップは利害関係を調整する
マネジメントは経営資源を配分する。コミュニケーションは的確な手段で意思疎通を図るなど。
その概要にマッチするエピソードが話せる業務って何があるかな〜とこれまでの業務を棚卸ししましょう。
<手段>
これまでの業務を棚卸し。棚卸しして記載するポイントを5点紹介します。
①技術士第2条の定義に沿った表現をしましょう
・計画、研究、設計、分析、試験、評価、それらに伴う指導
末尾がこれに着地するようなテーマの置き方にしましょう。
・注意は開発という言葉は置かないこと。これらの業務を内包するので具体的ではない
抽象=開発、具体的=計画、研究、設計、分析、試験、評価、それらに伴う指導
②業務経歴を経て、成長が伝えられるようにしておきましょう。
・たとえば、1〜3年目は〜〜の設計、試験のみ
・係長とかに職位が上がると業務領域も広がって企画やマネジメントや指導経験も入ってくると思います。
それに伴い〜〜の計画、設計、分析、それらに伴う指導 というように定義の内容を多く入れる。
・注意は「主語はI(私)」。WEではダメ。口頭試験対策時で結構多い。
技術士は個人に与えられる称号です。団体に与えられる資格ではない。
自分自身が創意工夫を持って取り組んだことは何か?主語は自分としてテーマを選定することが大事!
③できる限り多くのコンピテンシーをアピールできる業務を一つ選びましょう。
恐らく1つのテーマを選ぶ時は多くのエピソードを語れる今と比較的近い業務を自然と選ぶことになると思います。まずはざっくりでも良いので1年スパンで業務を棚卸しして業務を要約して5テーマに収める。年数は短期間でも長期間でも良いと思います。くどいですが、コンピテンシーをアピールできるテーマ選定をしましょう。
④1つ選んだとして他の4つの業務が何のためにあるのか?これは口頭試験の防御力を高める盾。
・1つの業務でコンピテンシーを十分に説明しきれないときに他のテーマで説明させてもらう手段。
・ただ背景説明から必要なので時間取る(20分しかない)ので、あくまで最後の策。
⑤コンピテンシーを十分に語れないのであれば無理に5行かかなくても良いと思います。
試験官にツッコミどころを与えてしまいます。自信のある業務に厳選して記載しましょう!
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