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新規合格者体験記-1しぶちょー(機械)

しぶちょーさんパート

[イントロ]

(アルエ)

この会ですが、元々は春山さんが技術士のスペースを立ち上げられて会ごとにいろいろ議題は変えています。今回、つい2週間ほど前の310日に技術士の合格発表がありました。

今回は新たに合格された技術者の方々にその体験をそれぞれ約15分の時間を持って話していただく。

ということでスピーカーの皆さんにお願いしています。

今日の進め方ですが、基本的にスピーカーは事前に選ばせていただいている方々、本日は5名のスピーカーの方々に話していただきます。

途中で質問等ありましたら、スピーカーに上がっていただくことは残念ながらできないのですが、コメントで質問等をあげていただくかもしくはツイートで#技術士のススメをつけてツイートいただければ後からでも追いかけてご回答できます。

これは僕だけじゃなくて今日のスピーカーの皆さんもそうですし、今日いらっしゃらない技術士の方々もコメントを返していただくということもしますので、皆さん気になることあれば何でも聞いていただければいいかなと思います。

しぶちょーさん、少し早いですけど ご準備できていますか。

よろしくお願いします。

 

(しぶちょー)

どうも、しぶちょーと申します。よろしくお願いします。

というわけでまず簡単に自己紹介をさせていただきます。

私は機械メーカーに勤める技術者です。

普段はね、工作機械と呼ばれる産業機械の新製品開発に従事しています。

会社に入社してから10年間をですね、機械設計者として働いてきました。一昨年にAIIoT関連の研究開発部署に移動して今はそっち系のことをやっています。

そのかたわらですね、個人活動として技術ブログとかTwitterで技術情報の発信を行っています。

この度は令和4年度の技術士の試験に無事に合格しまして、この栄えある、名誉あるこの技術士のススメにとうとう登壇させていただけることになりました。

受験の部門は機械部門で選択科目は機械設計でいきました。初受験で一 発合格することができました。

前置きはこれくらいにしてですね。早速私の合格体験談を語っていこうと思うます。

前もって一つ言っておきたくて。

今回は私あえて極端なことを結構言います。

なので共感できるな、とかいいな、と思った部分だけこういうのをね、うまく皆さんに取り入れていただければなと思います。

 

ちょっと待ってくださいね。ちょっと水を飲ましてくださいね。

では早速行きますけども、私が今ね、あの試験を振り返って思うことはこの技術士第二試験とていうの、楽しんだもの勝ちだなということです。

だから今日は私なりの技術士第二次試験の楽しみ方。これを伝授していけたらなと思います。

まず大前提としてですね、技術士試験に関わる全ての勉強というのは楽しいものです。

もしもね、やってて楽しくない!というのであればそれは多分、勉強のやり方が間違ってる可能性があります。

まず明確に楽しくない勉強法というのが一つだけあってですね。それは「この試験のためだけの勉強」というやつですね。

技術士試験の中でしか使えないような勉強のやり方。こういうことに時間を使っていると、それはハッピーじゃないよね。ということになります。

逆にですね、技術士の試験勉強を全て試験以外の別の何かとつなげるように意識するとすごい楽しくなるよ、ということですね。

ここまで抽象的な話なんですけど、これって非常に大事なことなんです。だから試験だけの勉強にしないでね。ということです。

ここから具体的な話になっていきます。

かくいう私はですね、2021年の12月に受験を決めてそこから準備を始めました。

ただ実際には2月の中旬ぐらいまではダラダラしていました。

技術士の勉強の本を読んでなんとなく雰囲気はつかみつつあるけれど、キーワード集めをしたりとか業務の棚卸をやるみたいなことでいろいろ書いてあったんですけど。やってみてもやっぱり全然楽しくなかったですね。

それであんりやる気が起きずにですね、具体的なアクションはそこまで全く起こしませんでした。

2月の中旬になって初めてネッペ(Net-P.E.)という機械部門に特化した技術士の対策のセミナーとかやをっている団体があるんですけど、そこのセミナーを受けてみたんですね。

これに尽きると言っても過言ではないです。なぜかというとですね。技術士とは何かというのを考え出すと、普段の自分の業務が 技術士の試験と紐付いていきます。

仕事自体がですね、試験勉強になりますよ。ということです。

こういう形になったらもう勝ちです。その紐付けのためにも技術士とは何かを自分の中でね、腹落ちさせる必要がありますよということです。

これもすごく抽象的な話なんですけど、しかも具体的になかなか伝えづらいんですけど、やっぱり大事なんですよね。

振り返ってみるとこれが大事と。

技術士としての自分って何なんだろうとか、自分の業務ってどう世の中の役に立っているのだろうかとか、どんな課題を解決したのとか、というのを考えだす。

業務の中でも考えるようになってくるんですね。

そうすると 業務が技術士試験とつながってくるわけです。これがさっき言った、技術士試験の勉強を別の何かにつなげるというやつですね。

こうなってくるとどんどん試験にのめり込むというか、楽しくなってきます。

それを2月にやって、2月から始めて結局ずっとやるんですけど、3月はいま皆さん書いてるであろう、業務経歴書。

この作成をひたすらやっていました。

それが終わった4月上旬にようやく、遅いんですけどここでやっと筆記試験の勉強を始めました。

ただ、このときもキーワード集めをやってみてなんかつまんないなというのがわかったので、これはね、逆からやってみようと思って違うことをやったんですね。

この逆というのは最初に新技術開発センターとかが出している合格論文集みたいなものがあるんですね。

それを買いまくって徹底的に読んで分析するということから始めました。

具体的にはこの合格論文と呼ばれるものを読みながらですね、その論文の骨子を復元していくというやり方でひたすら分析をしてました。

普通は問題を読んで骨子を書いて論文を書く、という形だと思うんですけど、人の論文を読んでそこから骨子を抽出しちゃうよ、という方法です。最初はひたすらこれをやっていました。これをやってみればわかるんですけど、これはシンプルに楽しいんですね。

やっぱり人の論文見て骨子を書いていくといい論文というのは、やっぱり唸らされるんですね。そうきたかとか、そういう論述あるんだ、みたいにワクワクするわけです。

骨子とかもやっぱりね、いい論文って抽出しやすいんですよ。

で、論述のつながりがすごくわかりやすいという気づきがあります。

でもやっぱりね、合格論文の中でもイケてない論文というのがあるわけです。

そういうイケてない部分を見るとやっぱりイライラしてくる。

わかりにくいなって。

多分これが試験官の気持ちなんだろうなというのはそこでわかりました。

当然ね、個人の好みの問題はあるので自分が好きな論文をそこで見つけてですね、こういう論文を書きたいなっていう目標を見つける。

これもありです。

とにかくね、これを続けていくと合格ラインってこうなんだとか、あ!じゃあ今の自分にこれが足りないんだな、というのがよく見えてきます。

なので、とてもこれおすすめですね。

さらにさらにですね、これをやると不思議なんですけどあれだけつまらなかったキーワード集めが途端に楽しくなるんですよ。

これ、なぜかというと多分ですけど自分に足りないものがもうわかってるので自分の武器を探す感覚で必要なキーワードを集められるんですよ。

これがやっぱりキーワード集めの本質だと思うんですけど、自分が使えるキーワードとか使いこなせそうなキーワードを集めることができると、またそれが本当に使いこなせるかというのは自分がやってきた業務が鍵になるの、でここで業務の棚卸がこうビビッとくっついてくるわけですね。

キーワードと自分の業務というのがこう、繋がってくるわけです。

こうなってくるとね、もう普通に働いているだけでキーワード集めもできるし、論述の方の構成もできる。みたいなどんどん、どんどん自分の中で気づきがあって生きてるだけで技術士対策が進んでいくと、そういう状態になるわけです。

そんな感じで4月から本格的に勉強始めましたという話です。

あと実はそれと同時に僕は技術士の受験者コミュニティを立ち上げて同じ令和4年度の試験にチャレンジする受験者を集めて交流できる場を作りました。

これはね、単純に仲間がいた方がモチベーションを保ちやすいなと思ったのと楽しいかなと思ったからです。

あとやっぱり基本的に技術士の試験を受ける人ってちょっと変というか、あれですけど、変わってる。いい意味で変わってる人が多いと思うので、そういう面白い人たちに会えるかなと思って立ち上げました。

結果ね、これすごく大正解でした。

同じ志を持った人同士がつながって試験の間だけじゃないと思うんですよ、こういう繋がりね。

ましてや技術士を目指すという高い志を持った仲間というのはこの後の人生においてもやっぱり良い繋がりになっていくんじゃないかなと、僕個人としてはすごく思っています。

実際に今日スピーカーの中の人たちもコミュニティに入ってくれてる人たちもいるんでね、これなかなか面白いつながりじゃないですか。だからこういうつながりというのもこの技術士の試験の楽しみ方の一つだと僕は思っていますし、明確な価値だと思っています。

これちょっと宣伝ですけど今ですね、令和5年度の受験者向けのコミュニティになっていますの、気になる方はぜひ入ってください。

お金とか別に取らないです。無料です。

ただ私がポケットマネーで毎月サーバー代を払ってるだけ。

ただそれだけなんですよ。だからですね、私にDMをいただければですね、招待リンク送るんでぜひちょっと気になる人は連絡してください。ということですね。

 

ちょっと話がそれましたけどまとめるとですね、技術士試験というのは自分の業務とつながって楽しいですよ。あとは仲間と繋がって楽しいですよ。そういうことです。本当に楽しんだもの勝ちだと思います。

試験当日もね、ワクワクしていいと思うくらいそのぐらいの気概が大事です。

 

まずこんな難しい試験に自分の時間を使って挑んでいる時点でもうね、あなたは最高です。だからそれだけでも自信を持ってほしいなと思いますしその環境ですね、その状態。やっぱり忙しかったり時間は大変だと思うんですけど、それそのものを全力で楽しんでいただけたらなと思います。

ただ、あまり切羽詰まらないようね、自分を詰めすぎないようにして、なんか「あ、俺も新しい技術士試験の楽しみ方見つけちゃおうかな」ぐらいの余裕を持って取り組んだ方がやっぱりいいんじゃないかなと思います。

私が言いたいのはそういうことですね。時間の関係で半端になってしまってるんですけど私の 合格体験談の詳しい話自体はですね、私がPodcastでやってる音声配信のものづくりのラジオ でも配信しています。

そこでは今日の内容とはちょっと違うんですけど喋っていますので、ぜひ時間がある人は聞いてみてください。

私のブログかTwitterですね、プロフィールから呟きを探ってもらえれば先週ぐらいかな、もうツイートにあると思うのでぜひ聞いてください。

以上、しぶちょーでした。ありがとうございました。

だいたい12分ちょいで4分あまりぐらいですかね。あとは質問返したりとかアルエさんと絡んだりできればなと思います。

はい、ありがとうございます。

 

(アルエ)

すごい。熱量が素晴らしい。

ありがとうございます。

トップバッターということでねやっぱり勢い、ありがとうございます。

僕から1点、質問がしたいなと思っていて。

試験勉強を楽しむというところすごく共感をしました。

どうしても長い戦いになりますし、年に1回しかない試験なので1回それを失敗してまた次の年となると、モチベーションを保つのがすごく大変だという試験の一つだと思っています。

その意味で試験勉強を楽しむということをすごくおっしゃられてた。仕事も込みで勉強だというような内容でしたが、どんなところが一番楽しかったですか。

技術士を目指して仕事の中で見方が変わった部分とか、ここが特に大きく変わった、楽しかったな、というところがあれば具体的なものを教えていただきたいです。

 

 (しぶちょー)

2 点あってですね、まず1つはやっぱり自分の業務の社会的な役割を考えるようにすごくなったというので自分の仕事に対する見方がすごく変わったなって。

一気にそれで何だろうな、仕事に対する色が変わった。自分の視界が変わったっていう瞬間があってですね。

もともと仕事好きだったんですけど、さらにのめり込めるようになったな、というのが一つですね。

もう一つはスキル的な面ですね。やっぱり課題の抽出とかというのをすごくやるじゃないですか。問題を探して課題を3つ抽出するって。

ひたすらみんなやっていくと思うんですけど、明確にそのスキルがめちゃくちゃ上がるんですね。

だから仕事をしてて明らかに自分が今までよりも仕事ができるようになってるというのを実感した瞬間というのがあってですね。その瞬間に楽しくなるんですよ。

すごく自分の成長を感じる。その瞬間です。

そしてそれは別に仕事としてやっているのではなくて試験勉強としやっていたことがそのまま仕事に活かされる、みたいなそういうことを実感する瞬間というのがやっぱり楽しいなって思います。

 

(アルエ)

ありがとうございます。

すごく抽象度の高い試験だと僕は思っていて、それがその具体的に仕事でこう変わったなって思える所というのは結構皆さんに僕は聞いてるところなんですよ。

ありがとうございます。

 

(しぶちょー)

ありがとうございます。

 

 

以上

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